日々の生活で、危険な状況に遭遇することは避けられないこともありますよね。最近、ストーカーや強盗事件をニュースでよく見ていて、「自分の身は自分で守る術を知らないので怖い」とお悩みですか？
護身術を身に着けないと、いざというとき自分や大切な人も守れず、下記の事態が生じえます。
- 痴漢などに遭ってPTSD（心的外傷後ストレス障害）などの精神病を発症する
- 金品を強奪される
- 回復不能な傷害を負わされる
- 誘拐される
- 抵抗できずに命を奪われる
そこで、今回は空手世界チャンピオンで元大使館SPが、簡単な護身術のやり方を解説します。危機的な状況に遭遇した際に、まずは「逃げて隠れる」方法から始め、逃げ場がない場合には奇声を上げたり変質者を演じたりする方法、身の回りにある物を使ったり護身具を活用したりする方法まで、具体的な対処法を詳しく説明します。
記事を読むことで、自己防衛の基本から応用まで、知ることができます。自分と大切な人の安全を守るために、ぜひご一読ください。
ちなみに、僕Kosukeは、敵が巨漢でも無傷で大切な人を守れる「ズルい空手護身術」を教えています！場所は主に新宿・神田・西日暮里です。今だけ無料体験実施中ですので、詳細は下記をご参照ください。
目次
護身術の簡単なやり方
最強の護身術：危ない処・時間帯に出歩かない
家にいることで、そもそも誰かに襲われるリスクがなくなります。
- 夜間は出歩かない
- 繁華街など治安の悪そうな処にはそもそも行かない
- 通勤通学路・帰り道は人気のある通りを選んで歩く
- 交番があるポイントを通って歩く
などと、自分や大切な人の行動に無理のない制限をかければ、確実に被害を防げます。
護身術の最善の法則は「危険なヒト＆モノに、触れない・近寄らない・関わらない」。そもそも接触せずに物理的・精神的に距離をとって接点を遮断することで、自分が精神的・身体的に危機的状況にそもそも遭わないことが、最強です。
「とはいえ、会社の帰りは夜になるし、どうしても人気のないこの道を歩かないと家に帰れない」などと、どうしようもない場合に、次に述べる護身術を身に着けて実践しましょう。
危機的状況に出くわしたら「逃げて隠れる」
後述するクラヴマガやジークンドーなどの武術・武道・格闘技・格闘術によって敵を制圧するには、やはり敵からの攻撃によって自分や大切な人がケガなどの被害を負う可能性が生じます。そのため、先述の「護身術の最善の法則」に則れば、危険なヒト・モノに出くわしたら、すぐに逃げて身を隠すことが最善の護身術となります。
逃げて物陰やビルなどに隠れれば、無傷で生き残れる確率が徒手格闘による護身術よりも高くなります。
護身具・武器・周囲にある物で戦う
護身具や武器などで戦うことは、体力や技術に自信がなくて敵が自分よりも大きくても、物理的な優位性を持てます。
敵は徒手格闘で襲ってくるとは限りません。ナイフや鉄パイプを持って襲ってくる可能性もあります。そんな敵に対して、こちらが徒手格闘で闘うことはあまりに不利です。逃げられない状況で襲ってくる敵への護身術の技術条件は、下記4つを満たすものです。
- 最小限のコスト（労力・技術）で、
- 巨漢な敵も無力化できて、
- 自分は無傷で生き残れて、
- 6秒以内に危険から立ち去る
つまり、上記を満たすなら、徒手格闘よりも武器を持って闘うことが、上記の4条件を満たします。
護身具は、下記の物が挙げられます。
- 催涙スプレー
- フラッシュライト
- 殺虫スプレー
- 傘
- ワイヤー
護身術の武器として所持しておくのにおすすめなのは「フラッシュライト」と「殺虫スプレー」です。
フラッシュライトはドラゴンボールでいう「太陽拳」のような役割です。敵の目くらましに使えます。まぶしさのあまりに敵が目をつぶっている間に逃げるのです。
殺虫スプレーは催涙スプレーの代わりです。殺虫スプレーなら銃刀法違反の対象にはなりえません。そして、殺虫スプレーで敵の目を狙ってかけるのです。飛距離もあるので、敵の手が届かない距離でもスプレーという遠隔射撃によって、敵の攻撃の射程圏外からでも護身攻撃ができます。
よく護身具として催涙スプレーが挙げられます。しかし、催涙スプレーは「一度ストーカー被害にあって警察に被害届を出した人」などでないと銃刀法違反になる恐れがあるのです。かなりおかしな話ですが、今の日本の法律上ではこうなっています。
より身近な所持品・携帯品だと、カバンや水筒、ジャケット、ベルトなども武器になります。
- カバンを盾にしつつ水筒を鈍器として闘う
- ジャケットを前面に8の字になるように振り回して敵と距離を取る
- ベルトを振り回して距離をとる＋敵の金的or膝orスネを攻撃する
などと、持ち物を武器として扱い、ナイフや鉄パイプなどを持つ敵と対峙しましょう。
ただし、「催涙スプレーや自分の持ち物を武器にすればそれでいい」と思うのは大間違いです。普段から催涙スプレーや自分の持ち物を武器にした際の稽古を護身術として鍛錬しなければ、いざというときに上手に武器を扱えません。きちんと稽古しないと、いざというときに、敵に武器を奪われて、余計自分が劣勢になることもあります。
そのため、護身術や武器を使った護身術をも稽古できるクラス・道場に通う必要があります。
武器がないなら最終手段として徒手格闘で闘う
外では「スマホもかばんも何も持ち物がない状態」というのはあまりないと思います。しかし、万が一何も持ち物がない場合にのみ、初めて「徒手格闘で闘う」という選択肢が出てきます。徒手格闘で闘うことは、最後の禁断の手段です。どうしても外で歩かなければならず、逃げ場もなく、自分のほかに高齢の親や子どもやパートナーがいて、武器として扱えそうな持ち物が無い状態のときに、初めて徒手格闘で護身術をすることになります。
後述するクラヴマガ、ジークンドーなどの武術・武道・格闘技・格闘術を学んで定期的に稽古・訓練をして、実戦に活用して闘うのです。武術・武道・格闘技を護身術として普段から稽古していれば、いざというときに、
- 巨漢な敵も無力化できて、
- 自分は無傷で生き残れて、
- 6秒以内に危険から立ち去る
ことができるようになりやすくなるのです。
【裏技】奇声を出したり変質者を演じる
変質者（いわゆるヤバい奴）を演じることは、敵を混乱させ、攻撃の意欲を減らせることがあります。すると、敵はこちらを標的ではなく「関わると面倒で危険な奴」と見なす可能性が高まるのです。
たとえば、下記が挙げられます。
- 自分の両手につばをたくさんつけて、その掌を敵に向けて近寄る
- 自分の陰部を触って、その掌を敵に向けて近寄る
- 甲高い奇声を出し続ける
ただし、変質者を演じる延長で、敵が距離を離そうしているのに執拗に追いかけると、今度はこちらが犯罪者となることもあるので注意しましょう。
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注意！護身術を適切に行わないとこんなに危険！
過剰防衛となって自分が逮捕される
正しく護身術を学ばないことで、必要以上に敵を攻撃して、敵が致命傷を負ったりなくなってしまうことがあります。
正当防衛の定義は下記条件を全て満たしたものです。
- 不正の侵害を受けていること
- 急迫性があること
- 防衛行為に必要性があること
- 防衛行為に相当性があること
- 防衛の意思があること
相当性とは、防衛の方法やその具合が、自分の権利を守るために十分に必要なものでなければならないことを指します。相当性は、正当防衛を行った者の年齢、体格、武器の有無、格闘技や武道の経験など、多角的な要素を考慮して判断されます。
防衛の意思は、相手から攻撃を受けようとされている際、口頭などで警告をして相手を制止したり、その場から逃げられる状況があったのに、あえて攻撃をすると、防御の意思はないと判断される恐れがあります。
正当防衛ではなく過剰防衛と判断されると、暴行罪、傷害罪などで処せられる恐れもあります。
護身術を学ぶ際には、信頼性のある指導者から指導を受けましょう。教官や指導者がいないのに、まともな技や護身理論を学べるわけがありません。護身術も独学でやれば、間違った知識・技術のせいで、やはり過剰防衛などであなたが逮捕されるかもしれません。
近くにいる大切な人が巻き添えになる
正確に敵を瞬時に護身術で無力化しないと、あなたではなく近くにいるあなたのパートナーや子ども、親御さん、友人などに危害が及びます。敵はあなただけを狙うとは限りません。
「関節技を学べば敵を制圧できる」と勘違いしている人もいます。しかし関節技で敵を制圧しても、敵は1名とは限りません。他にもいるかもしれません。そうなると、制圧している間に他の敵があなたの大切な人に危害をくわえます。
「関節技だけでも…」「パンチとキックだけ学んでおけば…」などという偏った考えは危険です。
まとめ：簡単な護身術を知っているだけではだめ！
最も効果的な護身術の一つは、危険な場所や時間帯に出歩かないことです。予防が最も確実な方法です。
しかし、予測できない状況に遭遇することもあるでしょう。その際には、逃げることや隠れることが最善の選択肢です。さらに、逃げ場がない場合には、身の回りにある物を使って戦う方法など、状況に応じた対処法を学びます。
また、武器がない場合でも最終手段として、徒手格闘を使用する技術も紹介します。ただし、護身術を適切に行わないと、逆に危険を招く可能性があることに気をつけましょう。
記事を読んだあなたは、危険な状況に遭遇した際に冷静に対処し、自分と大切な人の安全を守るために、ぜひこの記事を参考にしてください。護身術を学ぶことは、誰もが安心して日常生活を送るために必要なスキルです。
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